ミノキシジルは血圧や心臓に悪影響?安全に飲むには

頭を抱えている男性

ミノキシジルは、発毛を促すAGA治療として人気があります。

しかしネット上には、「ミノキシジルは危険だ」という記事が上がっているのです。また日本では発毛効果が認められているものの、製造・販売が未承認のお薬。

ネットにある通り、本当に危険なのでしょうか。その真相と、安全に服用する方法を紹介していきます。

強く作用すると危険!リスクについて

 
ミノキシジルは、もともと降圧剤として産まれました。しかし高血圧の患者に投与したところ、発毛の作用が発見されたのです。

つまり、発毛効果のほかに血圧を下げる作用があります。

服用すると、めまい、吐き気、動悸、低血圧、むくみといった症状が現れる場合が考えられます。このような症状が現れるのは、ミノキシジルが血流を変えてしまうからです。

特に強く作用してしまうと、血圧や心臓に悪い影響を与えると報告されています。具体的にどう作用するのか、詳しく掘り下げていきましょう。

低血圧になる

副作用として、低血圧によるめまいや立ちくらみが挙げられます。

血圧は血液が血管の壁を押す圧力を指し、血管が収縮すると上がり血管が広がると下がるようになっています。低血圧を招くのは、血管拡張作用によるものです。

また身体に必要な栄養や酸素は、血液が循環することで全身へが運ばれています。低血圧になると、脳への血液や酸素の供給が不十分になり、めまいや立ちくらみを引き起こすというわけです。

心臓に及ぼす影響

副作用で動悸や息切れを覚えるのは、心臓が関係しています。

心臓は、血を全身に送り出すポンプの働きがあるのです。しかし薬の作用で血圧が下がると、心臓は血流量を増やすために速く拍動します。

そのため、動悸や息切れといった症状を引き起こすというわけです。

副作用の事例をチェック

副作用が強く現れた場合、一体どうなってしまうのでしょうか。過去の事例を2つ挙げたので、確認してみてください。

<日本での事例>
ミノキシジル配合の育毛剤・リアップ®(5%溶液60ml=3,000mg minoxidil)を飲んだ男性は、深刻な低血圧状態が遷延したと報告されています。
<外国での事例>
カナダやアメリカでは、過剰摂取による心筋梗塞を訴える患者が現れました。

またアメリカでは動物を対象に臨床実験を実施した際に、心臓病変が見られた旨を文書に記載しています。

安全な服用方法を知ろう

育毛するためのお薬で、体調を崩してしまうのは避けたいですよね。安全に服用したければ、服用量について学ぶのが大切です。

副作用のリスクを高めるのは、過剰摂取したとき。「ミノキシジルのタブレットを飲んでもぜんぜん毛の量が増えない」「多めに服用してみよう」このような考えは絶対にNGです。

発毛効果が現れなくても、用量は変えずに6ヵ月~1年は様子をみてください。

用量を守るのが基本

過剰摂取を避けるために、適量について確認しておきましょう。

初めて飲む人:2.5mg
通常:5mg
1日の最大用量:10mg

低用量から始めて効果を実感できないときに限り、用量を増やしても大丈夫です。ただし副作用が現れたら、低用量に戻すのが適切な判断と言えます。また1日最大容量を超えないように、注意が必要です。

服用禁止な人がいる

服用しても良いのは、健康的な成人男性のみです。

以下に当てはまるなら、服用してはいけません。
・未成年
・女性
・高齢者
・人工透析を受けている人
・当薬に過敏症がある

また肝機能障害、腎機能障害、心臓疾患のある患者は、医師に相談のもと服用を検討してください。